おくのほそ道 凡例 杉浦正一郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)愛發《あらち》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)福井縣|愛發《あらち》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定    (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数) (例)▭ ------------------------------------------------------- [#ここから改行天付き、折り返して1字下げ] 一 本書は『おくのほそ道』および門人曾良の『隨行日記』(ただし元祿二年九月一〇日以降の分は省略)を飜刻し、脚註を加えたものである。底本として前者は素龍清書本(福井縣|愛發《あらち》村、西村弘明氏藏)、後者は曾良自筆本(校註者藏)を用いた。兩者についての詳細は解説にゆずる。 一 飜刻にあたっては左の要領によった。 [#ここから1字下げ、折り返して2字下げ] 1 行移り・丁うつりは註しない。ただし、『おくのほそ道』は適宜章段を設け、その各に見出しをつけ、『隨行日記』では日附變更の個所をはじめ通讀に便と思われる個所は適宜改行する。また、本文の見出しの下に『隨行日記』の參照個所の所在頁數を入れて示す。 2 異體の文字は原則として通行のものに改める。『隨行日記』中の平假名・片假名の混用もできるだけ原本通りとするが、「ニ」「ハ」「ミ」等は原則として平假名にあつかう。 3 振り假名・清濁・句讀・會話文のカッコ等は校訂者によってほどこす。その際、原本に動詞の活用語尾を表記してないものは、活用語尾をも振り假名の中に含める。また『隨行日記』中に稀に見える濁點の表記はその右傍に(マヽ)と註記して區別する。 4 假名づかいは原文のままとし右傍のカッコ内に歴史的假名づかいを示すか、又は脚註に註記する。 5 『隨行日記』中の見せ消ちの部分は左傍にヒヒヒヒの符號をつける。また日記中の略圖と上欄に書き込まれた▭※[#垂直二等分線のある白い長方形、4-3]の符號は摸寫縮小して掲げる。鰭紙は貼られた場所をその行の上に〔で示し、その文言は本文中に〔の印をつけて示す。 [#ここから改行天付き、折り返して1字下げ] 一 註・解説は引用文以外現代假名づかいを用いた。また、註は紙幅の都合により最少限度にとどめた。その際、古註・新註の多くを參照引用したがその旨註記する餘裕がなかった。ここに謝意を表する次第である。 [#ここで字下げ終わり] 底本:「芭蕉 おくのほそ道」岩波版ほるぷ図書館文庫、岩波書店    1975(昭和50)年9月1日第1刷発行    1976(昭和51)年4月1日第2刷発行 底本の親本:「おくのほそ道」岩波文庫、岩波書店    1957(昭和32)年2月25日第1刷発行 初出:「おくのほそ道」岩波文庫、岩波書店    1957(昭和32)年2月25日第1刷発行 入力:砂場清隆 校正:officeshema 2025年2月7日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。