古調月明集 月明二章 北原白秋 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)鶯《うぐひす》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (例)[#3字下げ] ------------------------------------------------------- [#3字下げ]春[#「春」は中見出し] 鶯《うぐひす》眠《ねむ》る花楮《はなかうぞ》 月《つき》は翁《おきな》の面《めん》のうへ 皷《つづみ》うてうておもしろく 春《はる》はふたたび花楮《はなかうぞ》 [#改ページ] [#3字下げ]秋[#「秋」は中見出し] 秋《あき》はほのかに寢《ね》ざめして あはれと思《おも》ふ幾夜《いくよ》さぞ とすれば白《しろ》う吹《ふ》き立《た》ちて 月夜《つきよ》の風《かぜ》も消《き》えゆけり 底本:「古調月明集」昭森社    1940(昭和15)年9月10日 初出:「古調月明集」昭森社    1940(昭和15)年9月10日 ※副題は底本では、「月明二章[#改行][#1段階小さな文字]古調月明集に寄す[#小さな文字終わり]」となっています。 入力:竹井真 校正:植松健伍 2020年10月28日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。