無題 富永太郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)一夜《ひとよ》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)今宵|一夜《ひとよ》 ------------------------------------------------------- ありがたい静かなこの夕べ、 何とて我が心は波うつ。 いざ今宵|一夜《ひとよ》は われととり出でたこの心の臓を 窓ぎはの白き皿に載せ、 心静かに眺めあかさう。 月も間もなく出るだらう。 底本:「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社    1975(昭和50)年7月10日初版第1刷    1984(昭和59)年10月1日第6刷 底本の親本:「定本富永太郎詩集」中央公論社    1971(昭和46)年1月 入力:村松洋一 校正:川山隆 2014年3月7日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。