月が出る 小川未明 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)山《やま》 ------------------------------------------------------- だれが山《やま》でらっぱ吹《ふ》く、 青《あお》い空《そら》から月《つき》が出《で》る。 だれが野《の》で太鼓《たいこ》打《う》つ、 広《ひろ》い畑《はた》から月《つき》が出《で》る。 だれが海《うみ》で笛《ふえ》を吹《ふ》く、 波《なみ》の中《なか》から月《つき》がでる。 だれが町《まち》で歌《うた》うたう、 月《つき》がまんまるく照《て》らしている。 底本:「定本小川未明童話全集 3」講談社    1977(昭和52)年1月10日第1刷    1981(昭和56)年1月6日第7刷 初出:「おとぎの世界」    1919(大正8)年4月 ※表題は底本では、「月《つき》が出《で》る」となっています。 入力:ぷろぼの青空工作員チーム入力班 校正:江村秀之 2013年12月5日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。