錢湯 泉鏡太郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)熱《あつ》ければ [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定    (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数) (例)𢌞 /\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号) (例)ぶく/\ *濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」 -------------------------------------------------------  それ熱《あつ》ければ梅《うめ》、ぬるければ竹《たけ》、客《きやく》を松《まつ》の湯《ゆ》の揚場《あがりば》に、奧方《おくがた》はお定《さだま》りの廂髮《ひさしがみ》。大島《おほしま》擬《まが》ひのお羽織《はおり》で、旦那《だんな》が藻脱《もぬけ》の籠《かご》の傍《そば》に、小兒《こども》の衣服《きもの》の紅《あか》い裏《うら》を、膝《ひざ》を飜《ひるがへ》して控《ひか》へて居《ゐ》る。  髯《ひげ》の旦那《だんな》は、眉《まゆ》の薄《うす》い、頬《ほゝ》の脹《ふく》れた、唇《くちびる》の厚《あつ》い、目色《めつき》の嚴《いかつ》い猛者構《もさがまへ》。出尻《でつちり》で、ぶく/\肥《ふと》つた四十ばかり。手足《てあし》をぴち/\と撥《は》ねる、二歳《ふたつ》ぐらゐの男《をとこ》の兒《こ》を、筋鐵《すぢがね》の入《はひ》つた左《ひだり》の腕《うで》に、脇《わき》へ挾《はさ》んで、やんはりと抱《だ》いた處《ところ》は、挺身《ていしん》倒《さかさま》に淵《ふち》を探《さぐ》つて鰌《どぢやう》を生捉《いけど》つた體《てい》と見《み》える。 「おう、おう。」  などと、猫撫聲《ねこなでごゑ》で、仰向《あふむ》けにした小兒《こども》の括頤《くゝりあご》へ、動《いぶ》りをくれて搖上《ゆりあ》げながら、湯船《ゆぶね》の前《まへ》へ、ト腰《こし》を拔《ぬ》いた體《てい》に、べつたりと踞《しやが》んだものなり。 「熱《あつ》い、熱《あつ》い、熱《あつ》いな。」  と手拭《てぬぐひ》を濡《しめ》しては、髯《ひげ》に雫《しづく》で、びた/\と小兒《こども》の胸《むね》を浸《ひた》してござる。 「早《はや》う入《い》れとくれやせな。風邪《かぜ》エひきすえ。」  と揚場《あがりば》から奧方《おくがた》が聲《こゑ》を懸《か》ける。一寸《ちよつと》斷《ことわ》つて置《お》くが、此《こ》の方《はう》は裸體《らたい》でない。衣紋《えもん》正《たゞ》しくと云《い》つた風《ふう》で、朝《あさ》からの厚化粧《あつげしやう》、威儀《ゐぎ》備《そな》はつたものである。たとひ紋着《もんつき》で袴《はかま》を穿《は》いても、これが反對《うらはら》で、女湯《をんなゆ》の揚場《あがりば》に、待《ま》つ方《はう》が旦《だん》と成《な》ると、時節柄《じせつがら》、早速《さつそく》其《そ》の筋《すぢ》から御沙汰《ごさた》があるが、男湯《をとこゆ》へ女《をんな》の出入《でいり》は、三馬《さんば》以來《いらい》大目《おほめ》に見《み》てある。 「番頭《ばんとう》にうめさせとるが、なか/\ぬるならん。」  と父樣《とうさま》も寒《さむ》いから、湯《ゆ》を浸《ひた》した手拭《てぬぐひ》で、額《ひたひ》を擦《こす》つて、其《そ》の手《て》を肩《かた》へまはして、ぐしや/\と背中《せなか》を敲《たゝ》きながら、胴震《どうぶるひ》に及《およ》んで、件《くだん》の出尻《でつちり》の据《すわ》らぬ處《ところ》は、落武者《おちむしや》が、野武士《のぶし》に剥《は》がれた上《うへ》、事《こと》の難儀《なんぎ》は、矢玉《やだま》の音《おと》に顛倒《てんだう》して、御臺《みだい》御流産《ごりうざん》の體《てい》とも見《み》える。 「ちやつとおうめやせな、貴下《あなた》、水船《みづぶね》から汲《く》むが可《よ》うすえ。」  と奧方《おくがた》衣紋《えもん》を合《あは》せて、序《ついで》に下襦袢《したじゆばん》の白《しろ》い襟《えり》と云《い》ふ處《ところ》を厭味《いやみ》に出《だ》して、咽喉元《のどもと》で一《ひと》つ扱《しご》いたものなり。 「然《さう》ぢや、然《さう》ぢや、はあ然《さう》ぢや。はあ然《さう》ぢや。」と、馬鹿囃子《ばかばやし》に浮《うか》れたやうに、よいとこまかして、によいと突立《つツた》ち、腕《うで》に抱《だ》いた小兒《こども》の胸《むね》へ、最一《もひと》つ頤《おとがひ》を壓《おさ》へに置《お》くと、勢《いきほひ》必然《ひつぜん》として、取《と》つたりと云《い》ふ仕切腰《しきりごし》。  さて通口《かよひぐち》に組違《くみちが》へて、角《かど》のない千兩箱《せんりやうばこ》を積重《つみかさ》ねた留桶《とめをけ》を、片手掴《かたてづか》みで、水船《みづぶね》から掬出《くみだ》しては、つかり加減《かげん》な處《ところ》を狙《ねら》つて十杯《じつぱい》ばかり立續《たてつゞ》けにざぶ/\と打《ぶ》ちまける。  猶以《なほもつ》て念《ねん》の爲《ため》に、別《べつ》に、留桶《とめをけ》に七八杯《しちはちはい》、凡《およ》そ湯船《ゆぶね》の高《たか》さまで、凍《こほ》るやうな水道《すゐだう》の水《みづ》を滿々《まん/\》と湛《たゝ》へたのを、舷《ふなべり》へ積重《つみかさ》ねた。これは奧方《おくがた》が注意《ちうい》以外《いぐわい》の智慧《ちゑ》で、ざぶ/\と先《ま》づ掻𢌞《かきまは》して、 「可《よ》からう、可《よ》からう、そりやざぶりとぢや。」と桶《をけ》を倒《さかしま》にして、小兒《こども》の肩《かた》から我《わ》が背中《せなか》へ引《ひつ》かぶせ、 「瀧《たき》の水《みづ》、瀧《たき》の水《みづ》。」と云《い》ふ。 「貴下《あなた》、湯瀧《ゆだき》や。」  と奧方《おくがた》も、然《さ》も快《こゝろよ》ささうに浮《う》かれて言《い》ふ。 「うゝ、湯瀧《ゆだき》、湯瀧《ゆだき》、それ鯉《こひ》の瀧昇《たきのぼ》りぢや、坊《ばう》やは豪《えら》いぞ。そりやも一《ひと》つ。」  とざぶりと浴《か》けるのが、突立《つツた》つたまゝで四邊《あたり》を構《かま》はぬ。こゝは英雄《えいゆう》の心事《しんじ》料《はか》るべからずであるが、打《ぶち》まけられる湯《ゆ》の方《はう》では、何《なん》の斟酌《しんしやく》もあるのでないから、倒《さかしま》に湯瀧《ゆだき》三千丈《さんぜんぢやう》で、流場《ながしば》一面《いちめん》の土砂降《どしやぶり》、板《いた》から、ばちや/\と溌《はね》が飛《と》ぶ。 「あぶ、あぶ、あツぷう。」と、圓《まる》い面《つら》を、べろりといたいけな手《て》で撫《な》でて、頭《あたま》から浴《あ》びた其《そ》の雫《しづく》を切《き》つたのは、五歳《いつゝ》ばかりの腕白《わんぱく》で、きよろりとした目《め》でひよいと見《み》て、又《また》父親《おやぢ》を見向《みむ》いた。  此《こ》の小僧《こぞう》を、根附《ねつけ》と云《い》ふ身《み》で、腰《こし》の處《ところ》へ引《ひき》つけて、留桶《とめをけ》を前《まへ》に、流臺《ながしだい》へ蚊脛《かずね》をはだけて、痩《や》せた仁王《にわう》と云《い》ふ形《かたち》。天地啊呍《てんちあうん》に手拭《てぬぐひ》を斜《はす》つかひに突張《つツぱ》つて、背中《せなか》を洗《あら》つて居《ゐ》たのは、刺繍《ほりもの》のしなびた四十五六の職人《しよくにん》であつた。  矢張《やつぱり》御多分《ごたぶん》には漏《も》れぬ方《はう》で、頭《あたま》から今《いま》の雫《しづく》を浴《あ》びた。これが、江戸兒夥間《えどつこなかま》だと、氣《き》をつけろい、ぢやんがら仙人《せんにん》、何處《どこ》の雨乞《あまごひ》から來《き》やあがつた、で、無事《ぶじ》に濟《す》むべきものではないが、三代相傳《さんだいさうでん》の江戸兒《えどつこ》は、田舍《ゐなか》ものだ、と斷《ことわ》る上《うへ》は、對手《あひて》が戀《こひ》の仇《かたき》でも許《ゆる》して通《とほ》す習《ならひ》である。 「此方《こつち》へ來《き》ねえ。」  とばかりで、小兒《こぞう》を、其《そ》の、せめても雫《しづく》に遠《とほ》い左《ひだり》の方《はう》へ、腕《かひな》を掴《つか》んで居直《ゐなほ》らせた。  旦《だん》は洒亞々々《しやあ/\》としたもので、やつとこな、と湯船《ゆぶね》を跨《また》いで、ぐづ/\/\と溶《と》けさうに腰《こし》の方《はう》から崩《くづ》れ込《こ》みつゝ眞直《まつすぐ》に小兒《こども》を抱直《だきなほ》して、片手《かたて》を湯船《ゆぶね》の縁越《へりご》しに、ソレ豫《かね》て恁《か》くあらんと、其處《そこ》へ遁路《にげみち》を拵《こしら》へ置《お》く、間道《かんだう》の穴兵糧《あなびやうらう》、件《くだん》の貯蓄《たくはへ》の留桶《とめをけ》の水《みづ》を、片手《かたて》にざぶ/\、と遣《や》つては、ぶく/\、ざぶ/\と遣《や》つては、ぶく/\、小兒《こども》の爪尖《つまさき》、膝《ひざ》から、股《また》、臍《へそ》から胸《むね》、肩《かた》から咽喉《のど》、と小《ちひ》さく刻《きざ》んで、一《ひと》つを一度《いちど》に、十八杯《じふはちはい》ばかりを傾《かたむ》け盡《つく》して、漸《やつ》と沈《しづ》む。此《こ》の間《あひだ》約《やく》十分間《じつぷんかん》。恁《か》うまで大切《たいせつ》にすると云《い》ふのが、恩人《おんじん》の遺兒《わすれがたみ》でも何《なん》でもない、我《わ》が兒《こ》なのである。  揚場《あがりば》の奧方《おくがた》は、最《も》う小兒《こども》の方《はう》は安心《あんしん》なり。待《まち》くたびれた、と云《い》ふ風《ふう》で、例《れい》の襟《えり》を引張《ひつぱ》りながら、白《しろ》いのを又《また》出《だ》して、と姿見《すがたみ》を見《み》た目《め》を外《そ》らして、傍《かたはら》に貼《は》つた、本郷座《ほんがうざ》の辻番附《つじばんづけ》。ほとゝぎすの繪比羅《ゑびら》を見《み》ながら、熟《じつ》と見惚《みとれ》て何某處《なにがしどころ》の御贔屓《ごひいき》を、うつかり指《ゆび》の尖《さき》で一寸《ちよつと》つゝく。 「さあ、飛込《とびこ》め、奴《やつこ》。」  で、髯旦《ひげだん》の、どぶりと徳利《とくり》を拔《ぬ》いて出《で》るのを待兼《まちか》ねた、右《みぎ》の職人《しよくにん》、大跨《おほまた》にひよい、と入《はひ》ると、 「わつ、」と叫《さけ》んで跳《は》ねて出《で》た。 「堪《たま》らねえ、こりや大變《たいへん》、日南水《ひなたみづ》だ。行水盥《ぎやうずゐだらひ》へ鰌《どぢやう》が湧《わ》かうと云《い》ふんだ、後生《ごしやう》してくんねえ、番頭《ばんツ》さん。」  と、わな/\震《ふる》へる。  前刻《さつき》から、通口《かよひぐち》へ顏《かほ》を出《だ》して、髯旦《ひげだん》のうめ方《かた》が、まツ其《そ》の通《とほ》り、小兒《こども》の一寸《いつすん》に水《みづ》一升《いつしよう》の割《わり》を覗《のぞ》いて、一驚《いつきやう》を吃《きつ》した三助《さんすけ》、 「然《さ》も然《さ》うず、然《さ》もござりませうぞや。」  と情《なさけ》ない聲《こゑ》を出《だ》して、故《わざ》と遠《とほ》くから恐々《こは/″\》らしく、手《て》を突込《つツこ》んで、颯《さつ》と引《ひ》き、 「ほう、うめたりな、總入齒《そういれば》。親方《おやかた》、直《す》ぐに湯《ゆ》を入《い》れます。」  と突然《いきなり》どんつくの諸膚《もろはだ》を脱《ぬ》いだ勢《いきほひ》で、引込《ひつこ》んだと思《おも》ふと、髯《ひげ》がうめ方《かた》の面當《つらあて》なり、腕《うで》の扱《しご》きに機關《ぜんまい》を掛《か》けて、爰《こゝ》を先途《せんど》と熱湯《ねつたう》を注《つ》ぎ込《こ》む、揉込《もみこ》む、三助《さんすけ》が意氣《いき》湯煙《ゆげむり》を立《た》てて、殺氣《さつき》朦々《もう/\》として天《てん》を蔽《おほ》へば、湯船《ゆぶね》は瞬《またゝ》く間《ま》に、湯玉《ゆだま》を飛《と》ばして、揚場《あがりば》まで響渡《ひゞきわた》る。 「難有《ありがて》え。」  職人《しよくにん》は、呀《や》、矢聲《やごゑ》を懸《か》けて飛込《とびこ》んだが、さて、童《わつぱ》を何《ど》うする。 「奴《やつこ》、入《へえ》れ、さあ、何《なに》が熱《あつ》い、何《なに》が熱《あつ》いんだい。べらぼうめ、弱《よわ》い音《ね》を吐《は》くねえ、此《こ》の小僧《こぞう》、何《ど》うだ。」 「うむ、入《はひ》るよ。」  と言《い》つたが、うつかり手《て》も入《い》れられない。で、ちよこんと湯船《ゆぶね》の縁《へり》へ上《あが》つて、蝸牛《まい/\つぶり》のやうに這𢌞《はひまは》る。が、飛鳥川《あすかがは》の淵《ふち》は瀬《せ》と成《な》つても、此《こ》の湯《ゆ》はなか/\ぬるくは成《な》らぬ。  唯《ト》見《み》ると、親父《ちやん》は湯玉《ゆだま》を拂《はら》つて、朱塗《しゆぬり》に成《な》つて飛出《とびだ》した、が握太《にぎりぶと》な蒼筋《あをすぢ》を出《だ》して、脛《すね》を突張《つツぱ》つて、髯旦《ひげだん》の傍《かたへ》に突立《つツた》つた。 「誰《だれ》だと思《おも》ふ、嚊《かゝあ》が長《なが》の煩《わづらひ》でなけりや、小兒《がき》なんぞ連《つ》れちや來《こ》ねえ。恁《か》う、奴《やつこ》、思切《おもひき》つて飛込《とびこ》め。生命《いのち》がけで突入《つツぺえ》れ! 汝《てめえ》にや熱《あつ》いたつて、父《ちやん》にはぬるいや。うぬ勝手《かつて》にな、人樣《ひとさま》に迷惑《めいわく》を懸《か》けるもんぢやねえ。うめるな、必《かなら》ずうめるな。やい、こんな湯《ゆ》へ入《へえ》れねえぢや、父《ちやん》の子《こ》とは言《い》はせねえ。髯《ひげ》の兒《こ》にたゝつくれるぞ、さあ、入《へえ》れ。骨《ほね》は拾《ひろ》はい、奴《やつこ》。」  と喚《わめ》くと、縁《ふち》を這𢌞《はひまは》り/\、時々《とき/″\》倒《さかしま》に、一寸《ちよつと》指《ゆび》の先《さき》を入《い》れては、ぶる/\と手《て》を震《ふる》はして居《ゐ》た奴《やつこ》が、パチヤリと入《はひ》つて、 「うむ、」と云《い》ふ。中《なか》から縁《ふち》へしがみついた、面《つら》を眞赤《まつか》に、小鼻《こばな》をしかめて、目《め》を白《しろ》く天井《てんじやう》を睨《にら》むのを、熟《じつ》と視《なが》めて、 「豪《えれ》え、豪《えれ》え。其《それ》でもぬるけりや羽目《はめ》をたゝけ、」と言《い》ひながら、濡手拭《ぬれてぬぐひ》を、ひとりでに、思《おも》はず向顱卷《むかうはちまき》で、切《せつ》ない顏《かほ》して涙《なみだ》をほろ/\と溢《こぼ》した。 「それ、ぢやぶ/\、それ、ぢやぶ/\、」と髯旦《ひげだん》は傍《かたはら》で、タオルから湯《ゆ》をだぶり。  堪《こら》へ兼《か》ねて、奴《やつこ》が眞赤《まつか》に跳《は》ねて出《で》る。 「やあ、金時《きんとき》、足柄山《あしがらやま》、えらいぞ金太郎《きんたらう》。」と三助《さんすけ》が、飛《と》んで出《で》て、 「それ、熊《くま》だ、鹿《しか》だ、乘《の》んなせえ。」  と、奴《やつこ》の前《まへ》の流《ながし》を這《は》つた。  髯《ひげ》はタオルから湯《ゆ》をだぶり。 「それ、ぢやぶ/\、それ、ぢやぶ/\。」  あらう事《こと》か、奧方《おくがた》は渦《うづま》きかゝる湯氣《ゆげ》の中《なか》で、芝居《しばゐ》の繪比羅《ゑびら》に頬《ほゝ》をつけた。 [#地から5字上げ]明治四十二年十二月 底本:「鏡花全集 巻二十七」岩波書店    1942(昭和17)年10月20日第1刷発行    1988(昭和63)年11月2日第3刷発行 ※題名の下にあった年代の注を、最後に移しました。 ※表題は底本では、「錢湯《せんたう》」とルビがついています。 入力:門田裕志 校正:川山隆 2011年8月6日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。